チロリアンハットと中折れ帽の違い

中折れ帽とチロリアンハットの違い…
帽子・ハットにこだわり出すと気になるところ。

本サイトで紹介するチロリアンハットやコーディネート画像も一見すると中折れハット？それともチロリアン？と迷うフォルム、デザインのものが多い。

パッと見の違いがあまりなく、羽根が付いているものがチロリアンハット、
つば部分（ブリム）が前方が下がり、後方にかけて上がっているものをチロリアンハット、という認知が一般的だが実際にはどうなのだろうか。

以下は知恵袋に寄せられた疑問と、それにたいするベストアンサーだ。

中折れ帽とチロリアンハットの違いってなんですか？

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14116654284

チロリアンは
前のツバが下がってて、
後ろのツバは上がってて、
リボンの代わりに紐が巻かれてて、
羽の装飾があるやつ。
必ずしもヘコみがあるわけじゃない。

中折れ帽はクラウンに縦の折れがあるやつの総称。ツバや中折れの仕方で名前や用途が変わっちゃう。物によってはフォーマルでも被れる。

帽子図鑑、帽子専門雑誌を参考に中折れハットとチロリアンハットの違いについて調べてみると、こんな記述もあった。

厳密にきまった呼び名があるわけではないが、「つまみ型」というクラウン（帽子上部）がつままれたようにくぼんだカタチのハットの種類がある。最もポピュラーなのが、クラウン上部の中央がくぼんだタイプ。チロルハットもこのつまみ型の一種で、全体に小ぶりでつばが前だけ下がったもの。つまみ型にはほかにもポークパイと呼ばれるハットも分類され、平らなトップが特徴。

中折れハットとチロリアンの見分けでの区別が付きにくいのは、クラウンのくぼみの形でつまみ型、という同一種に属するからというわけだ。

結論からいうと、中折れ帽とチロリアンハットの見分け方は、
・中折れハットに比べると小さ目でブリムが前下がり、後ろに掛けてカールするように上がっているのがチロリアンハット

・中折れ帽はクラウン中央がくぼんでいるが、チロリアンハットは必ずしもそうではないという

・中折れ帽との対比のなかで分類するか、羽根やロープ上のリボンなど個性的な装飾が施されているものがチロリアンハット、という装飾性において区別されるもの

ということらしい。